五所川原狼野長根公園での野外調査

2011年7月9日(土曜日)に白神キノコの会に同行して五所川原狼野長根公園(おいのながねこうえん)という珍しい名前の森林公園で自然観察と野外調査をしてきました。この週は雨がふって湿度が高かったせいか、たくさんのキノコに出会いました。

 下の三つの写真は青森では珍しいヒトクチタケ(Cryptoporus volvatus)の幼菌と成菌です。立枯れしたアカマツの幹からたくさん生えていました。

 ピントを合わせるのがなかなか難しいオチバタケの仲間

 木橋の手すりから生えたツノマタタケ(Guepinia spathularia)

 茶碗のようなチャワンタケの仲間。これは子嚢菌です。

この他に、サビ菌による松瘤病の病徴や、病原菌が不明の樹脂病に罹患したオオヤマザクラも観察できました。樹脂病は正体不明の病原菌が感染することによって、枝のあちこちから樹液が染み出す病気です。病原菌は細菌とされているのですが、まだ分離されていません。一応、樹液を少し頂いてきたのですが、分離できるかどうか・・・