NHKで報道されました

12月6日(土)の昼と夕方にNHKで白神酵母によるお酒のことが放送されたそうです。放送後にNHKから連絡を受けたので見逃しました。

弘前大学白神酵母No.9株で醸したお酒が販売されます

2015年12月1日に六花酒造から弘前大学白神酵母No.9株(ブナのリターから分離)で醸したお酒が販売されます。 このことは11月28日に東奥日報と陸奥新報に報道されました。以下のサイトで東奥日報の記事が読めます。http://news.goo.ne.jp/article/toon/region…

酒造免許取得について報道されました

11月28日付けの東奥日報と陸奥新報で酒造免許取得についての記事が掲載されました。 以下は北海道新聞のページですが東奥日報提供の記事が読めます。http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/aomori/1-0207092.html

酒造免許取得が報道されました

11月28日付けの東奥日報と陸奥新報に酒造免許取得についての記事が掲載されました。 以下は道新のサイトで東奥日報提供の記事が読めます。http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/area/aomori/1-0207092.html

酒造免許が交付されました

本日弘前税務署において清酒試験醸造のための免許が交付されました。今後、六花酒造さんたちと共同で弘前大学白神酵母による新しい清酒を開発していきますのでご期待ください。 No. 9株で醸造した清酒(六花酒造)

弘前大学白神酵母について

2015年7月31日 平成27年度第1回白神酵母研究会 で清酒醸造用酵母としての弘前大学白神酵母の可能性について修士課程1年のMさんが発表しました。 また、弘前大学白神酵母No.9株(ブナのリターから分離)を用いて六花酒造において試験醸造された清酒が発表さ…

ムキタケの研究が新聞に紹介されました。

当研究室が明らかにした「ムキタケは一種類のキノコではなかった」ことが東奥日報、陸奥新報、河北新報で紹介されました。陸奥新報は一部が、河北新報は全文が以下のリンクでご覧になれます。http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201412/20141222_25001.html…

津軽津軽の食と産業まつりに出展しています。

白神酵母研究会と弘前大学白神酵母を使用している企業(カネショウ・ラグノオささき)が武道館で開催されている「津軽津軽の食と産業まつり」に出展しています。開催期間は本日24日から26日(日曜日)までの間で、リンゴ酢やパンの販売もしています。是非お…

青森県郷土館 特別展『発酵食品パワー 〜ミクロのシェフとあおもり食文化〜』

青森県郷土館にて『発酵食品パワー 〜ミクロのシェフとあおもり食文化〜』という特別展が開催されています。当研究室も写真の提供などで少しだけですが協力しました。今月初めに観覧してきましたが、素晴らしい展示内容でした。地方都市でこれだけの展示を準…

ミズナラから分離したPanibacillus

白神自然観察園のミズナラ樹皮から分離したPaenibacillusの新種提案の論文が公開されました。Paenibacillusは土壌からよく分離される細菌で植物の生育促進作用を持つ種も存在します。今回は樹皮から分離したのですが、生態にも興味をもっています。白神山地…

研究を通じた地域貢献

当研究室では主として自然環境に生息する微生物を対象に研究を行っています。基礎的な研究がメインですが、研究成果が何らかの形で役に立つということは望外の喜びでありまして、研究の励みにもなります。 2013年から、当研究室で白神山地から分離した酵母(…

ムキタケに関する論文

http://d.hatena.ne.jp/microbiolog/20130610/1370857900 にて紹介したS君によるムキタケの研究が論文という形で実りました。某誌にて発表されますがまだまだ先のこと(この雑誌は年2回の発行)なので詳細は出版されてからここでお話します。S君は希望する研…

Anaerobacterium chartisolvens gen. nov., sp. nov.,について

青森県五所川原市金木の水田土壌を接種源、定量濾紙を基質とした嫌気性セルロース分解細菌計数用MPN培養液から分離したのが絶対嫌気性セルロース分解細菌T-1-35株です。2003年に分離したままになっていたのを2011年からHさんが詳細に解析してくれました。こ…

「白神山地の土壌入門」出版

白神山地の土壌入門(非売品)が弘前大学出版会より出版されました。私は土壌微生物について執筆しています。

最近のできごと

随分更新をサボってしまいました。最近のできごとは次のとおりです。1. 2月19日の修士論文発表会で当研究室のHさんが優秀発表賞を獲得しました。2. Hさんが主著者として投稿していた論文が国際誌IJSEMで公開されました。 http://ijs.sgmjournals.org/cont…

菌から出てこなかった冬虫夏草

菌から出てくる冬虫夏草の続きです。冷蔵庫で越冬させて4月に室温に戻したのですが、急に温度をあげるのはよくないそうです。うんともすんと言わないうちにフザリウムが生えてきました。白神キノコの会代表は自宅兼研究所の庭でヨシについたままの麦角から…

日本菌学会第57回大会に参加しました。

今月の8日と9日に東京農業大学で開催された日本菌学会第57回大会に参加して来ました。当研究室としては初の菌学会での発表で、S君の学会デビューでもありました。ムキタケに関しての最先端というよりも地味な発表でしたが、興味を持ってもらえたのか中々盛…

当研究室で分離した酵母で新しいリンゴ酢ができました!

当研究室では様々な自然環境に生息する微生物の研究を行なっています。主として原核生物を対象にしているのですが、醸造業界での実用化を期待して酵母Saccharomyces cerevisiaeの分離も2011年から行っています。このたび株式会社カネショウから、リンゴ酢製…

白神自然観察園のきのこ(3)

この3月に当研究室も写真撮影や編集に関わった白神自然観察園のきのこ(3)が弘前大学白神自然環境研究所から出版されました。30種の生態写真を掲載した小冊子ですが、既刊の(1)と(2)を合わせて観察園に生えるキノコ92種を紹介しています。現在…

卒業論文修士論文発表会

もう一月ほど前になりますが、2月14日に卒業論文と修士論文の発表会がありました。卒業論文はポスター形式、修士論文はスライド形式の発表です。準備もしっかりして満足のいく発表だったことでしょう。当研究室では卒業生のM君が教員の投票による優秀賞を獲…

菌から出てくる冬虫夏草

冬は虫で夏には草になるように見えるために冬虫夏草と名付けられた生物がいます。本来はコウモリガの幼虫から発生するものを冬虫夏草とよぶのだそうですが、日本では昆虫やクモ、さらには菌核から形成されるものも冬虫夏草とよんでます。 菌核の一種である麦…

クロモジはなぜ黒い?4

さて、前回の更新から随分経ちました。モーリッシュ先生が使ったクチクラの代用品の種明かしは蜜蝋です。 蜜蝋の上にクロモジの黒い部分をおいてみました。上は四ヶ月後の様子です。文字っぽく見えますかね? おそらくこれがモーリッシュ先生のいうChaetopho…

クロモジはなぜ黒い?3

後からその爪楊枝がクロモジでつくられたことを知ったモーリッシュ先生は黒色の正体を確かめます。クロモジの茎表面を覆う蝋質のクチクラを食べる糸状菌であろうと予想したのですね。さすが世界的な生物学者モーリッシュ先生です。独自の方法*1を用いてペト…

クロモジはなぜ黒い?2

承前 このクロモジに注目したのは東北帝国大学理学部生物学科の初代教授ハンス・モーリッシュです。植物生理学者として著名なモーリッシュは1921年に来日し1925年に離日しました。日本滞在中の研究をまとめたのが1925年に出版されたPflanzenbiologie in Japa…

クロモジはなぜ黒い?

皆さんはクロモジという植物をご存知でしょうか。白神山地に生えているのはオオバクロモジというクロモジの仲間ですが、クロモジと同じように茎が黒いという特徴があります。特に、古い茎が顕著に黒く、若い部分は比較的地の緑色が強く、新梢には黒色がみら…

ソフトボール大会優勝

6月16日(土曜日)に当研究室が所属する分子生命科学科でソフトボール大会が開催されました。まったくのノーマークだった私たちのチーム(一番星☆ダイナマイツ)*1がアレよアレよという間に勝ち上がり優勝してしまいました。10年近く行われている大会です…

Brevibacterium属細菌の新種

放線菌という微生物をご存知でしょうか? 細菌なのにカビのように菌糸を伸ばし、外生胞子を形成することで知られています。Streptomyces griseusは抗生物質「ストレプトマイシン」を生産する放線菌として有名ですね。Brevibacterium細菌は土壌、海水、塗料な…

あすなろ賞受賞

日本微生物生態学会大会でボスター賞を受賞したUさんが、弘前大学農学生命科学部のあすなろ賞を受賞しました。 http://nature.hirosaki-u.info/blog/?p=1580

祝 ポスター発表優秀賞受賞

いささか旧聞に属しますが、昨年10月に京都大学で開催された第27回日本微生物生態学会大会で嫌気性アメーバに関してポスター発表したUさんにポスタ発表優秀賞が授与されました。最優秀賞と優秀賞受賞者には日本微生物生態学会誌(和文)に解説を書く権利が与…

文献ゼミ:ブナ上で生育させた異なる木・リターにコロニー形成をする子嚢菌類と担子菌類による酸化酵素分泌とリグニン分解のパターン

子嚢菌類、担子菌類とはなにか。これらは真核生物の菌類に含まれる分類群の1つで、この分類群にはいわゆるカビや酵母、キノコの仲間が含まれています。これらの中には、難分解性天然化合物(リグニン、セルロース、ヘミセルロースなど)を分解する真菌が存…